対人恐怖症に一般事務のお仕事は辛すぎた

f:id:houikaiun:20200406172835j:plain

 

一口に対人恐怖症といってもいろんな症状があると思いますが、わたしの場合は自分の視線が気になるというものです。

 

「目のやり場に困る…」

「他人と目を合わせることが怖い…」

「人とすれ違うだけで緊張する…」

 

健常者から見れば気のせいではと思うかもしれません。しかし対人恐怖症のわたしはかなり深刻に悩んでいました。

 

「メンタルに不調があっても事務のお仕事で働く人は多い」

 

カウンセラーに相談すると、そんな風に言われたことがあります。

 

そこでわたしは当時気になっていた一般事務の求人を受けてみることにしました!

 

面接で自己視線恐怖症をカミングアウトしましたが、それでも採用されることになりました。

 

わたしが配置された席は自己視線恐怖症の支障が出ないような場所。棚に資料やらファイルやらが置いてあって、向かいの席の人がほとんど視界に入りません。

 

自己視線の支障が出ない職場で働くことになった! にも関わらず・・・。

 

わずか二年でお仕事を辞めることになってしまいます。

 

ここでは対人恐怖症のわたしが、一般事務のお仕事で働いた時のつらい体験談を語っていきます。

 

対人恐怖症に事務のお仕事はつらいエピソード 

人間関係が狭いのがつらい

アットホームな会社でしたが、わたしに一番近い上司が性格にトゲのある方でした。

 

「人間関係が狭い会社だと苦手な人とも深く付き合わないといけない」

 

いつだったか、友達にそんな風に言われたことがあります。

 

その時のわたしは、まさにその子に言われたような経験をすることになってしまいました。

 

人間関係が狭い職場だとわからないことがあった時に聞く人が限られてきます。

 

それが苦手な人だった場合、しかも自らが対人恐怖を患っていた場合、たとえ相手が間違っていても強く言えず、ストレスを抱えることになってしまいます。

 

わたしの上司は言うことがしょっちゅう変わる人でしたが、それを本人に直接言うことはできません。やり直しをさせられるのがとてもストレスでした。

 

歳の近い社員がわたしのことを庇ってくれたり、ベテランのパートさんが「〇〇さん(わたしの上司)言ってること違うよね」と言ってくれたこともあったので、少しは気が楽になることもありました。

 

けれどストレスの原因である上司から逃げられるわけではありません。

 

我慢、我慢…と耐え続けました。

 

わたしは自己視線の症状がでないというだけの理由で、辛くてもこのお仕事を続けようという気持ちになってしまいます。

 

肩こりがつらい

事務のお仕事は肉体的に楽かと思いきや…肩こりがかなりきつかったです。

 

今の時代は人類史上もっとも座ってる時間が長いと、何かの本で読んだことがありますが、立っている時間よりも座っている時間が長いほうが肉体的にキツイと思いました。

 

とくに対人恐怖症など何らかの精神疾患を抱えている方というのは、猫背で呼吸が浅くなってる方が多いと思います。わたしもなで肩で猫背です。

 

そのような体質の方に、一日八時間座ったままの事務のお仕事はかなりつらく感じるはずです。

 

わたしは座ってるのがきつくてコーヒーを入れたり、トイレをしたりして、席を立つようにしてました。

 

もちろんお仕事に支障がないレベルでのちょっとした息抜きのつもりです。

 

しかし例の上司はそれが気に喰わなかったらしく、「眠たいじゃないんだよ」と言われてしまいます。

 

わたしがよく席を立っていたのが眠気をごまかすためだの行為だと思っていたようです。

 

電話対応がつらい

f:id:houikaiun:20200406173954j:plain

 

事務のお仕事がすべてそうなのかは分かりませんが、わたしが働いていた職場は電話を取るのを嫌がる人が多かったです。

 

受話器は事務員、一人ひとりの席に置いてあります。

 

わたしは強迫観念が強く、誰よりも早く電話を取っていました。

 

電話を取らないのが申し訳なく、誰よりも一生懸命働かないといけないような気がしていたのです。

 

とはいえ、対人恐怖症のわたしに電話対応はかなりつらかったです。

 

わたしが積極的に電話を取るので、他の事務員は「どうせ〇〇さん(わたしの名前)が取ってくれるだろう」とばかりに電話を取ろうとしなくなります。

 

また、わたしの隣の席の若い上司は、電話がなったら一応受話器に手は伸ばすものの、その手前で制止して取らないという人でした。受話器の前で寸止めです。完全なるフェイント。というかお仕事はちゃんとしてますアピール。

 

わたしは電話がなると反射的に受話器に手を伸ばしますが、わたしの視界には、わたしより先に手を伸ばした先輩の姿を捉えていました。なのに受話器を取ると、電話の相手はわたしに繋がるのです。

 

これは本当に、ストレスでした。

 

辞めるのを引き止められる

上司との関係がストレスになり、入社一年で辞めることを考えます。

 

肩こりもひどく、事務のお仕事はわたしには合わないと思いました。

 

しかし上司にひき止められてしまいます。

 

上司からはっきりとした理由を聞いたわけではありませんが、おそらく、仕事になれてきた人材を手放すのが嫌だったんだと思います。

 

わたしの前に働いていた人はたった二ヶ月で辞めてしまったようでしたし、短期間で辞める人が多い職場でした。ということはそのたびに新しい人材を育てなければなりません。

 

幸いにもこの仕事はわたしが一番心配している脇見恐怖の支障が出ない。

 

別会社に移るのも不安だったわたしは、もうしばらくこのお仕事を続けることにします。

 

「県外でうまくいくはずない」と言われる

そのあと一年続けましたが、相変わらず上司はわたしに毒を吐いてきます。

 

けっきょく辞めることにしました。

 

わたしは対人恐怖症でしたが、県外に出てみたいという気持ちがありました。

 

上司に辞める理由を告げると、「県外でうまくいくはずがない」と言われてしまいます・・・。じつに後味の悪い辞め方でした。

 

辞めてよかった

ちなみに今東京に住んでますが、普通に楽しく暮らせています。

 

あのままあの会社を続けていたら状況は悪化していただけだと思います。

 

東京に来て楽しい経験をすることができたので、自分に自身がなくても行動してよかったです。